2020-12-11
SNSとの向き合い方を試行錯誤した話

この記事は Fediverse Advent Calendar 2020 11日目の投稿です
サムネ画像と本文は何も関連がありません 画像フォルダから良さげな画像を見繕って適当に選出しました1

はじめましての方も、そうでない方も、またそれ以外の方(謎の存在)もこんにちは、kkcake(けーけーけーき)と申します
Fediverseではms.kvche.chというMisskey2インスタンスを建て、そこでひっそりと大騒ぎ(矛盾)しています 実質的なおひとり様鯖です

元々、自分のSNSの使い方においてFediverseはサブ的なものであり、メインは専らTwitterを利用していました
しかし今年の頭にその比重をかなりFediverseに傾ける方針へと転換し、その後なんやかんやで鯖まで建てたりして10ヶ月ほど経過しました
そんな今、FediverseやSNSについて感じていることを可能な限り簡潔に3まとめていこうというのがこの記事の趣旨です

ここで言う「SNS」は正確にはTwitterやMastodon、Misskey等を始めとした「200文字程度4を1日に何回も投稿するような使い方が一般的なSNS」、いわゆる「マイクロブログ」と呼ばれるタイプのSNSの話になります
ただ毎回毎回マイクロブログ型SNSって書くのはなんかくどいので以降の文については「SNS」という表現に統一させてください

そもそもFediverseとはなんぞやという方は各自調べてくださいこの辺りとか参照いただけるといいかもしれない5、僕は「MastodonやらMisskeyやらPleromaやら6(それ以外にもいっぱいあるけど主なのはこの辺)を使って相互にやり取りしてる人ら全てをひっくるめた世界」というざっくりとした認識をしていますが違ったらごめんなさい

SNSの使い方を見直すに至った経緯

まず僕が元々メインで利用していたTwitterについてですが、利用歴は今年で12年目、投稿数は2020年12月現在26万7を超えている等まぁ誰がどう見てもヘビーユーザーと言って差し支えない利用状況でした
しかしここ数年明らかに「Twitterに消耗させられている」と感じることが増え、距離を置きたい、俗に言う「ツイ禁」をしたいと考えるようになっていました(具体的なこの辺りの理由8等は今回は割愛します)

ただ、長いことTwitterで続けていたためにすっかり習慣化してしまった「思い立ったときに短文でアウトプットをすること」を完全に断ち切るのは厳しいだろうと思ったこと、そのアウトプットもたくさんの人に見て貰いたいわけでこそ無いものの誰にも目につかないオフラインだったり鍵垢壁打ちみたいなのもなんか嫌9という辺りを諸々考慮した結果白羽の矢が立ったのがFediverseとなります

2017年にTwitterでMastodonという存在がバズった時期(mstdn.jpとかpawoo辺りが建ったのもこの時期ですね)にjpとpawooとfm10にアカウントを作っており、流行が落ち着いた後もなんやかんやでサブ的に使うことはしていたため当初はこのいずれかを拠点にしようかと思ったものの、これら全てが諸々の理由で「あまり安定していない」鯖であることを知り、しばらく拠点探しという体でいくつかの鯖を見て回っていました
そんな中、うっすらと存在だけは認識していたMisskeyをものは試しとmisskey.ioに登録して試してみたところこれが僕にベストマッチで、しばらくこのioにお世話になることになります

余談ですが僕がMisskeyに惚れ込んだ最大の要因が「リアクション機能11」で、SlackとかDiscord12とか利用したことある方はわかると思うんですが他人の投稿に「絵文字」をつけることが出来るものです
僕はなるべく他人とは浅く広くライトに適当に交流したい、いわゆる界隈とか仲良しグループみたいなのを作って深い関わりを持つことは避けたいタイプ13で、そういう雑な交流の仕方をしたい僕にとってこの軽いノリで投げられるリアクション機能はまさに求めていたものでした14

そんなこんなでioに居着きつつ、分散SNSという概念を深く知るに連れやがて「自鯖建てたいなあ!15」という気持ちをロクにその辺の知識もないのに持つようになり、試行錯誤しつつ建てたMisskeyインスタンスが現在の拠点、ms.kvche.chになります
先に「ツイ禁」という表現をしていたように、実のところ当初は「ほとぼりが冷めるまで一時期にFediverseに避難しよう」という気持ちだったのですが、この時期にはそれこそ自鯖を建ててしまう程度には「こっち(Fediverse)がメイン」という気持ちになっていたようです16

現在のSNSの運用の仕方

2020年12月現在、主に運用しているのは以下になります

  • Misskey:自鯖(@kkcake@ms.kvche.ch
    • 使用頻度:高
    • 一番利用している場所
    • 思い立ったことはまずここに投げる
    • HTLを眺めてたまにリアクションしたりする
    • たまに連合も見る 見るだけ
  • Mastodon:銀河丼(@kkcake@gingadon.com
    • 使用頻度:中
    • 100%LTL運用
    • たまに面白そうな話題にゆるく便乗したりする
  • Misskey:misskey.io(@kkcake@misskey.io
    • 使用頻度:低
    • 専ら自鯖が死んだときのための保険
    • LTL開放があったときに祭りの気持ちで乗り込むことがある
    • たまに検索機能を使ったりもする
  • Twitter:メインアカウント(@kkcake
    • 使用頻度:低
    • 元々拠点にしていた場所
    • 現在は基本ログアウト状態、閲覧もほぼ無し
    • 全アカウントの中で一番フォロワーが多いため、たくさんの人に見てほしいことを発信する17ときはここを利用
  • Twitter:ROM用鍵垢(非公開)
    • 使用頻度:高
    • 興味のあるコンテンツの公式アカウントの発信閲覧とパブサ18に利用
    • 「閲覧」に限定した場合は自鯖よりも利用時間が多いと思う
  • Twitter:サブアカウント(@kk30pro
    • 使用頻度:中
    • いわゆる「ジャンル垢」、ゴールデンカムイ19の話題をするのに利用
    • 実はFediverseに居着いて以降に新規に作ったアカウント、同志に自分の発信を見てほしい20が本垢をあまり使いたくないという事情により作成

上記のように拠点こそFediverseに移した形となったものの、Twitterを全く使わなくなったかといえば全くもってそうではなく用途に応じて使い分けているのが現状です
よくこの二者はどちらが優れているか/劣っているかのような文脈で語られがちですが個人的にこの二者は完全互換代替可能なものではないと思っており、一長一短といいますか、Fediverseの方が向いていること・Twitterの方が向いていることがそれぞれあると思っています21

Twitter/Fediverse(に属するSNS)の個人的な長所と短所

僕は二次創作BLカップリングを愛好するオタク、俗に言う「腐女子」と呼ばれる部類22のオタクです この手のオタクの生きがいと言えば推しカプ23の作品や同志の妄想の発信を閲覧すること24なのですが、これに関しては現状どう頑張ってもFediverseはTwitterに敵わない部分だと感じています
単純にFediverseの(日本語圏)アクティブ人口がどうしてもTwitterと比べるとかなり少ないこと、そしてFediverseは検索性が非常に悪い25ことによって「解像度の高いカテゴリの話題26を探すこと」にはかなり不向きです

そのため、「見たい話題がピンポイントに決まっている」場合は僕はTwitterを利用しています
これは逆にも言えることで、僕と同じように日々推しや推しカプの話を血眼になって探しているオタクは他にもいっぱいいると考えられます そのため、推しジャンルにまつわる話を同志に見てほしい!と思った場合はやはりTwitterを利用することになるというわけです ジャンル垢はそのために作ったものです

一方で、特に何かを求めているわけではないがなんとなく流し見するのには現状のTwitterはかなり強固な精神が求められるように思います 少なくとも非常に感受性が高く繊細で自分の感情に振り回されやすい僕にとっては相当閲覧方法を工夫して初めて安心して閲覧できるレベルになっています27
人口が大きく増え、ありとあらゆる層に普及した集団内で行き交う情報の質というのはどうしても玉石混交になるものだと思います、それはもちろんTwitterも例外ではありませんしそれそのものはそこまで問題でもないと思います ただTwitterはどうも「全体の風通しが良すぎる」ように感じており、それが玉石の「石」、要はマイナスな話題や感情が反響・増幅して目立ちやすくなっていることに繋がっているのかな、と考えています

例えばどこかの特定界隈でちょっとしたトラブルが生じたとして、それが界隈内での話題の中心になり所謂学級会が発生する、それはまぁある程度仕方ないことだと思っています(個人的にはこれも出来れば避けたいですが……)
しかしこれが何故か界隈外に広まって発端とは何の関係もない人間が次々にこの話題に言及する、俗に言う「炎上」なんですがこのような現象がTwitterでは少なくないです
またマイナス方向の話題でなくても割と定期的に「観測範囲の人間の属性問わず皆が同じ物の話をしている」という時期がちょくちょくある28気がします まぁマイナスな話題よりかはよっぽど良いんですがこの辺りにどうも「Twitter29という超巨大コミュニティに強制的に属させられている」感があるよなぁという思いがあります
多分大多数の人は趣味であったり考えが近い人なんかを厳選してフォローしてるんじゃないかと思います でも先述した「風通しの良さ」故に結局「誰をフォローしようが関係なしに一定の話題が流れてきてしまう」現象が生じ、本来なら目にする機会が無いであろうイザコザだったり不穏な話も余計に(且つ過剰に)流れてきてしまいやすい環境になってしまっているなと感じています

この「問答無用で特定のバズワードが目に入ってしまう」問題、「人間」単位ではなく「話題」単位で観測範囲を決めることで(完全とは言わないものの)かなり解消するなと感じており、現状Twitterはそれをモットーとして運用しています
当たり前ですが一人の人間が言及する話題は特定のカテゴリのみではなく30多岐に渡ります それ故良くも悪くも「流行っている話題」が流入する確率は高いです
しかし話題単位での閲覧、僕の場合は「他人をフォローすることはせず、ツイート検索のみで他人のツイートを見る」という運用でそれを実践しているのですがその場合かなり話題のノイズが削ぎ落とされるため、意図せず入ってくる情報はだいぶ減るように思います31

先程も言及しましたがFediverseは検索という概念との相性が非常に悪い構造になっており、またその「分散」という特徴故にFediverse全体の見通しもかなり悪いです
まさにそれはこのTwitterの短所32が生じる理由と思われるものの真逆の要素であり、その点で「特に何か具体的な話題が見たいわけじゃないがとりあえず他人が何か発信してるのを眺めたい」という場合にはFediverseのどこかのTLがいいな、と僕は思っています
実際Fediverseの僕の観測範囲では「そもそも皆が同じ話題をしていることそのものが稀」ですし稀にあるそういうときもあまりその話題が長々と続かないと言うか、10分15分もするとまたみんな各々の話題に戻っている、そういうパターンが多い気がします(あくまで僕の見える範囲の話ではありますが)

と、ここまで書いては見たものの(もちろん前述した検索性や全体の透明性の違いもありますが)どちらもフォローによって人と繋がるという部分については一緒なので、単純に人口量の違いが影響してるというのもありそうです

総括

現時点での僕のFediverseやTwitter、SNSについて考えているのはこんな感じです
慣れてきて思うのはFediverseはTwitterの代わりには成り得ないが今までTwitterに全て持たせてきたSNSの役割のうちFediverseの方が向いてるものがあったということで、結局の所適材適所ですしあくまでこれは僕の結論なのでこれが全ての人に合致することでもない33ということです(予防線)
何にせよ、数年かなり頭を悩ませていたSNSとの消耗しない向き合い方がようやくある程度わかるようになってきて比較的穏やかに過ごせるようになったことは今年の収穫でした 僕は超絶気分屋気まぐれなのでまた急に方向性を変える可能性はあるんですがしばらくはこんな感じで行こうかなと思います

全然簡潔じゃないんだよな

  • 1 Skyはいいぞ
  • 2 11月末より本家ソースではなくGroundpolisに移行
  • 3 当初思ったことそのまま正直に書き連ねていったら15000字ペースになってしまい胃もたれするわ!と書き直したことに対する反省
  • 4 Fediverseのそれらは割と4桁文字投稿できるとこも多いけどね
  • 5 パッと調べる程度だとFediverseについて簡潔にまとめられたところが意外と無かった
  • 6 要はActivityPubという通信方法でやり取りが出来るソフトウェアたち、元々はActivityPub限定の概念ってわけでも無いみたいですが2020年現在においてはそういう認識でいいような気がします
  • 7 これは現在のメインアカウントのみの数値であり、過去利用していたサブアカウント等を含めば確実に30万以上はあったと思われる
  • 8 ここを具体的に書きすぎたのが当初やたら長文になった原因
  • 9 自己顕示欲が高い
  • 10 今年閉鎖
  • 11 現在はPleromaも標準絵文字限定で使えます
  • 12 実は僕はDiscordはちゃんと使ったことがない
  • 13 ただこれもここ数年のうちに自分の中での価値観の変動が起こったことによるものと思われ(きちんと自覚したのはFediverseに腰を据えてからだった)、近年のTwitterの居心地の悪さはそうじゃなかった昔の自分が築いた環境が今の自分とミスマッチを起こしていたというところにも原因の一つがあったのかもなと思わなくもない
  • 14 TwitterのいいねやMastodonのお気に入りなんかもこういうライトな使い方をしてもいいのかもしれないけど、1種類だとなんとなくつけるハードルが上がってしまう気持ちが個人的にあった
  • 15 賞金欲しいなあ!
  • 16 ちなみにこの時期に当時存在していたTwitterアカウントはメインアカウントとROM垢以外(バックアップを取った上で)全て削除しました、前触れ無く消えたのでびっくりした方もいらっしゃったかもしれません
  • 17 作品を作ったとか
  • 18 パブリックサーチ、ツイート検索のことです
  • 19 同雑誌(週刊ヤングジャンプ)掲載のシャドーハウスの話をしてることも
  • 20 交流はしたくない
  • 21 ただこの両方の「向いていること」をSNSに求めている人というのも実はそこまで多くなく、かなりの数の人はどちらかで事足りてしまうが故に優劣をつける方向性になりがちなのかなと推測しています
  • 22 でもこの呼称があまり好きじゃない(呼び方云々というより自分のことを性別概念を包括した名称で自称するのが好きじゃない)ため普段これを自称することは殆ど無いです、わかりやすさを優先して今回は敢えて使っています
  • 23 kkcakeの推しカプ
  • 24 ROM垢でやってる「パブサ」はほぼこれに費やされている
  • 25 後述しますがこれは別の面で長所とも言える部分でもあります
  • 26 以前「FediverseはBL愛好家が少なく感じる(のでその手の話題はどうしてもTwitterで探すことになる)」という話をしたのがちょっと拡散されたときに「自分の観測範囲にはそういう話題をしてる人がいっぱいいる(意訳)」と言及されていたのだけど、僕はBLの話を見たいのではなく「推しカプの話を見たい」というのが本質で要するに「推しカプの話をよくしてるオタクを選り好み出来るほどのBL愛好家がいない」ということが言いたかったのである
  • 27 それでもたまにキツい物言いや話題にぶち当たってダメージを受けることは少なくはない
  • 28 クッパ姫とかわかりやすい例/2021.01追記:まさにモルカーがドンピシャでこれに該当してますね、かわいいけど
  • 29 厳密にはTwitter全体というか同じ言語圏の人間全体というのが近いんだけどどのみちデカイのでまぁ
  • 30 その話題専用のアカウントと言う場合もありますが(僕もそれ作ってるし)
  • 31 トレンドの力は強力なのでそれでも見たい話題と絡められて出現する場合は無くはないけどそこまでは気にならないと言うかこのシチュエーションで目にするバズワードはバズワードと気付かないパターンが多い
  • 32 個人の感想です
  • 33 そもそも僕は前述のようにおそらく平均よりかなりコミュニケーションというものを求めてないタイプの人間だと思われるので、そこの価値観が合わない場合特に僕のこの諸々は全く合致しないと思う